- データ復旧ではなく、データを完全消去する方法
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データを完全に消去する方法を紹介します。
データ復旧の知識を増やすには、 データ復旧をさせない為の手段を知るのもよいです。つまり、データを 「完全に消去する知識」を持っておくのも大切です。
データとは、ハードディスクの中にある区画化された場所に0や1の羅列を書き込みする事ですが、その書き込まれたデータは 簡単な言葉で説明すると以下の仕組みになってます。
1、データの場所を指し示す情報
2、データの一部(多数の場所にある)この 2、の「データの一部」というのが沢山あつまり、人間が扱う1つのデータとして見えます。
そして、1、の「データの場所を指し示す情報」がクラッシュすると、データは 見えなくなります。
また、2、の実際のデータの一部が破損したり、読み取り不可能な状態となっても、データとしては開けなくなります。
つまり、こういった情報を消さない限りは、データを復元される可能性があります。
データファイルを右クリックで削除しても1、2は消えません。ゴミ箱にあります。
また、ゴミ箱を削除したり、フォーマットしても1、は消えても、2、は残ります。
2、を消そうとしても、どうやって消していいかわかりませんよね?その為データを削除しても、2、のデータの集まりを探し出せれば、元の データを復元できてしまうという事です。
そして、沢山ある2、の情報を 完全に消すにはどうするのか?それは、ハードディスクの全領域を「別のファイルで埋め尽くす」という事が一番有効です。
つまり、ハードディスクの全領域を「上書き」するのです。
それも何回も何回も不要なデータを書き込みしては、削除し、書き込みしては削除とすると2、のデータはすべて別のデータで上書きされるので、データ復旧は無理という状態になります。
※よくあるデータ完全消去ソフトというのも、 内部的には同じ処理をしています。
以上がデータを完全に消去、復旧出来なくする方法でした。
削除してしまったり、破損したりしたデータを復旧したい方は、上記の操作をしない事が大切という事です。
つまりは、別のファイルを作成したり、復旧したい対象のハードディスクを利用しないほうがいいという事ですね。最終的には、通電させないのが一番という見方もあります。 -
以上がデータについての考え方となります。
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